広坂正美さんの プライベーター時代を支えたモーター
広坂さんがプライベーターで戦っていた時の激レア名車アルフでしたが
もう一つ、見えにくい所で活躍していたアイテムが有ります
それが、この知る人ぞ知る、一流の手巻きモーター
芸術品レベルです

当時メーカーが販売していた多重巻きのチューニングモーターは沢山種類が有り
フォースターンも有りましたが、機械巻きだったんです
そして、コイルの断面を稼ぐ事と機械巻きの精度の低さで
何処から巻いたのか、一目で解る程、巻き方にバラつきが有りました
(三か所のコイルの長さがバラバラ)
幾ら太いコイルを巻いても精度が悪いとパワーは出ません
(AYKのモーターは割と綺麗に巻いて有りました)
これだけの密度で有りながら、綺麗に巻けてるのは
本当の職人技です
雑誌なんかで有名な手巻きモーターなんかも
多重巻きをするのに、1本のコイルを2回、3回と重ねて巻いてるそうです
この画像のモーターは、ダブルなら2本、トリプルなら3本のコイルを巻いてます
一回目のRCのブランクが有った後、
現役の方が 「手巻き何て今時常識、」 と、鼻で笑うように言われた事が有りました
時代が変わって、メーカーも、手巻きモーターを、普通に販売する時代だったんですね
しかし! 所詮は雇われの人が、数をこなさないといけないはずなので
大した物が出来るとは思えず、偶々手に入ったモーターが、メーカーの手巻きだったので
中を見てみたら、 あらら… すっかすか の ぼこぼこ
リーディやトリニティーといった、海外メーカーの高価なチューニングモーターも
販売されてましたが、こっちの方が、ずっと安くて高性能! なんとも恵まれた環境です
地元でレベルの高い小中学生も使ってましたからね、
他の人が、市販のモーターで、そうそう勝てるわけがない、
情報の無い時代、この店に辿り着く為には
運がなけりゃ、コミュニケーションや情報収集も必要です
ラジコン如きですが、色々為になります!
ここが、お店

当時、他府県の同業者にも出荷されてたとの事ですので
外観が同じなのか、違うのかは、定かでは有りませんが、
知らずに使ってた人も沢山いるかも知れませんね
ブラシモーターは、いじる技術が問われる分、面白いのですが
時代がブラシレスになって来てるのが残念
現在は、手巻きはされてないので、数は減る一方… ちょっと悲しいです
今でも、30年前に、この店で巻いてもらった、トリプルターンのモーターを使ってます
置いといて、良かった~
そして、これは前にもアップしてる画像ですが
私が巻いた、ローター 汚~~い、、

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